先日、訪れました子平学の某サイトですが、面白くて、共感することしきりで、つい読み耽ってしまいました。
有名人などは生年月日は判っても、生時は不明なことがほとんど。
でも三柱による解明もまた、「結果論」としては大変勉強になるとおっしゃいます。
それは私も同感。
その方が成功者として認められているという前提に星を看るとき、三柱でもその命造に「妙」の部分は判断できます。
でも、飽くまでも結果論として語っていることは、普段、話題の人物の占星術を書いていて、私も感じることです。
自然に時柱は想定したりもしますが・・・。
では、時柱を使わない算命学は?
人物鑑定よりは処世学として優れる学問だと思います。
最大の特徴、天中殺の究明に関しては、大運天中殺もまたしかり、家系の継承問題、婚姻による組み合わせ、仕事上のパートナーなど、軍略分野は算命学の独壇場。
そして、星の環境を改良する方法を徹底的に説くところに、算命のよさがあると。
人物、人生鑑定では子平学、処世分野は算命学と、使い分けて、コラボ鑑定に徹するこのごろです。
それでも、命理としての子平学が、基本は五行の生剋でほぼ全てを読み解けることは算命学も同じ。
時柱を使わない分、限られた情報量の中で、想像力も必死に働かせながら、生剋を読み解く訓練を積み上げてから、子平に出会えたことはラッキーでした。
時柱を含めると、三柱ではどうしても解明できなかったこと、断定できなかったことが、突如、氷解しました。
でも、この某サイトの子平学者の方の見解の中で、どうしても納得行かないこともあって・・・。
金局の三合は○信だ?!
私も愛読してます古書の解釈では、その点、確かに、何故?思う部分はありますが・・・そこまで飛躍するのはいかがなもんかと。
いかなる「格」であれ、その徹底度の違いや、強弱には差もありますし、大運による影響を受けていく形も殆ど影響を受けない形もあると思います。
大運の干支の五行の強弱によっても、宿命が受ける吉凶の影響に、差は生じるはず。
そういう意味では、古書の通り一遍の解釈も、アレンジしていくべきものと思います。
ご著書は数冊あるようですので、ぜひ勉強させていただきたいと思います。