「守護神って何ですか?」

2005年1月25日

Category : 運命を左右する星について

という質問をいただきました。
そのほかにも「専門用語が分からないので・・・」
そうですよね。
私が鑑定しているときは、無我の境地、邪念が入らないように集中して一気にA4で2枚~3枚を書き上げます。
で、そのように判断する根拠をご説明するときに、算命学の専門用語をつい使ってしまうことがあります。
理解していただくのに困難な用語は控えておりますが、それでも初めての方には全てが耳慣れない言葉ですよね。
機会を見つけて、少しずつ「算命学の用語」についてご説明しますね。
今日は「守護神」です。
守護神って言うと、背後霊とかその人を守ってくれるご先祖様の霊とか、そのような使い方が一般的ですかね。
算命学ではこうなんです。
「宿命の干支」に注目です。
例えば、分かりやすい例では、「夏に生まれた甲木」の方を取り上げてみます。
甲木は樹木です。
なにが必要ですか。
夏だから陽射しはたっぷりすぎるほどありますから、もう要りません。
では・・・?
そうです「水」です。
雨が降るとありがたいですね。
「雨水」です。
つまり「癸水」が有り難いんです。
これが「守護神」です。
一番基本的な考え方です。
ですから日干、生まれ日の「干」に注目。
その方の基本の宇宙環境です。
その日干の気持ちを汲み取って、宿命を眺めていきます。
この場合ですと、「夏の大樹さんだけど、水が足りてるかしら?」
という具合です。
もし宿命に「癸水」など水性の要素の多い方ですと、
「生き易く」なりますから、宿命には守護神が完備してますね、となります。
不足気味の場合は、大樹さんは喉が乾いてたまりませんから、辛くなります。
そこが悩みになりやすいのです。
でも、「それで不運ですね」ではないんです。
そこで10年ごとに後天的に巡る干支に「水性」が強くなってくる所を探します。
その時期を判断して「今」の環境がどうであるのか、どうしていけばよいのか、を追求していくのです。
それのみならず、宿命の他の干支の絡みからも、その方の生き方からも、多面的に判断していきます。
宿命に守護神を完備された方は、悩みがないばかりに努力する機会を逸っしてしまうこともあります。
逆に、宿命に守護神の不足している方が「どうしてこんなに不運なんだろう」と・・・それでもひたすら努力を続けた結果、後天的に守護神が巡ったときなどに「華々しいデビュー」ということもあるわけです。
そこがまた、人生の醍醐味ですよね。
これが基本的な守護神を使った判断になります。
守護神は深く研究すればするほど、一体この方にとって何が守護神なのか判らなくなり、混迷します。
私も長い時間、知識だけで捉えようとしても、「さっぱり」の時期が続きました。
それが、春が来て雪や氷が自然に解けるように、ある日、力みもなく受け止められるようになりました。
今では、その方のお名前や風貌を覚えるように、その方の干支もインプットします。
そして折にふれ、守護神も使いながらその方の境地を洞察していきます。
これは私にとって、日々の修行です。

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