サイバーエージェントの藤田社長は大運天中殺に入られて7年目です。
起業独立されたのが24歳ということでしたから、丁度、7年前です。
楽天の三木谷社長も、独立と同時に大運天中殺(以下大天に省略)に入られていました。
20代、30代に大運天中殺に入られますと、陽転になるケースは多いののですが、このお二人の例でもまた実証できそうです。
鑑定をさせていただきておりましても、20代、30代に大天を持っておられるケースもときどきあります。
陽転になる条件について少しお話してみましょう。
サラリーマンなど組織に所属されている場合、俸給生活をなさっておられる方は、陽転がはっきりとした形では見えにくいということは言えます。
しかし、大天の入り口で部署替えや転身などがあった、上司と訣別があった、離婚した・・などなど「離」に関する事が起きてきますと、上昇運に乗る条件が整ってきます。
上昇の度合いは、人それぞれですけど。
でも、最高に現実面で陽転するケースは、「単独になって0からの出発」です。
藤田氏の場合もご著書で拝見した限りでは、目を掛けていただいていた上司との訣別があったようです。
ご自身は「裏切ってしまった」と心を痛めておられましたが、結局はこの「目上から離れ単独になった」という環境が、現実世界にブラックホールを生み出し、強力な財や地位の吸引力を生み出したのでしょう。
ただ、このように全く0になって出発する、という環境を作ることは難しいことですよね。
満足している勤め先を辞めてでも「0」になることは、誰にもできることではありませんし、する必要もありません。
手堅く生きたい方、慎重な方には、大天に賭けるという生き方ははかえって危険です。
ただ、若いということは、0になれる可能性が年配者よりも大きいということは言えるでしょう。
養う妻子もいない、自分ひとり食べていけさえすればよいのですから。
大天はその方の能力とはあまり関係なく、ある意味、神様からのプレゼントのようなラッキー運なのですが、それでも全てがうまくいくわけじゃありません。
ご自分の夢やビジョンが明確であること、中途半端ではかえって転びます。
強力な吸引運気を、ひたすら走り抜けられる体力と集中力が必要です。
「私のことを放っておかないで」っていう家族や恋人の存在など、平均的な幸せ生活は苦手範疇ですし。
でも、終身雇用制も崩れ、大企業のみに価値が置かれる時代でもありません。
以前に比べこれからのお若い方々は、「なんでもあり」の生き方が許される時代ですよね。
ひとつ賭けてみよう、という生き方も増えてくるんじゃないかとも思います。
ただ、大天は終了時に難しさがあります。
終わらせ方が大切なんですが、これはまたいずれ。