おかやま「桃」考

2004年9月7日

Category : My Diary

去年、岡山にやってきて初めての夏、桃太郎ゆかりの土地ですから、桃の味には興味がありました。
7月にもなれば近くのスーパーでも桃が並び始めました。だいたいスーパーで2個398円ぐらい、少し高いと思いましたが、買ってみました。
それなりに甘い。上品な甘さです。お肌は色白、白桃なんですね。その内、8月になると清水白桃が出てくるから贈答品ならそれがよいと、スーパーのお兄さんが教えてくれました。
しばらくして知り合いを通じて各地の親戚にも送ってみました。が、「甘い」という感想はあまり聴こえてきません。とにかく冷夏で去年は桃はダメだった、ということも後から知りました。
果物って難しい。その後、贈答用の桃で甘さを保障してくれるものは、大変高価、ということも分かってきました。6個ぐらい入って1万円2万円はざらなんです。
駅で贈答用の桃を見かけると、宝石でも並んでいるように見えたり、すっかり興味は失せました。
今年、夏はよく照りました。今年はいいできで甘いんでしょう。楽しみw」w」w」と8月になって清水白桃の出てくるのを待ちました。出てきました。並び始めました。
やはりお肌は真っ白、桃といえば関東や福島の白いお肌にほんのり濃いピンクや薄いピンクの頬紅じゃないと甘いんだか甘くないんだか、よく分からない。その後出てくる川中島なんて品種は頬紅付きですがw」w」w」。今年はできがいいから安いだろうと思ったのですが、できがいいから高いんです。スーパーで2個598円、美味しそうなのは798円はざら。
数回じっと眺めてみましたが、結局買うのはやめました。ひと夏で一回だけ買ったかな。
桃2個で798円なんて、信じられない。地元の方はそれぞれ地元の農家から買ったりとか決まった方針があるんでしょう。そういう開拓をする気にもなれず今年も桃のシーズンは終わりました。
葡萄はピオーネもマスカットもかなり安価なニューマスカットもニューべりーも実に甘くて野趣があります。
桃に関しては、デリケートな果実だけ育てるのも大変なんでしょうね。私には高嶺の花で興味を持つこと自体を止めています。

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