☆「藤羅繋甲」のつづき

2007年7月24日

Category : 運命を左右する星について

なぜ、時柱の方が?と思われるでしょう。
時柱は、単独で日柱に隣り合わせてますね。
時干は、命造内部で、他の干支から影響を受けることは少ないですから、日干には、つきっきりの援助を惜しまない位置なんです。
月干ですと、もう片方の隣の年干からの影響も受けます。
月干の方に、「支え」の甲木があるとします。
そういう場合、年干に「庚金」などがありますと、お互いに剋し合って甲木も損傷を受け、乙木に充分な援助ができなくなってしまいます。
また、こんな場合もあります。
月干甲木、年干己土、これは「貪合」。
甲己同士が仲良くする干合に必死になってしまって、日主の乙木には見向きもしない、ということが起きます。
こういう場合、乙木さんにはあまり頼りにならない甲木君ですが、流年によっては復活します。
また、藤羅繋甲は藤蔓の乙木に限ったことじゃなくて・・・
日主が陰干の場合は全てと言ってもいいでしょう。
つまり、
日主乙木←時干甲木、日主丁火←時干丙火、日主己土←時干戊土、日主辛金←時干庚金、日主癸水←時干壬水、の場合など。
勿論、他の干支とのバランスで、いつでも「喜」とも言い切れないのですが、日主の陰干にもう少し強さが欲しい、というときは、ほぼ「喜」です。
時支が時干を支えている、という条件のもとであることが望ましいのですが。
陰干の日主をしっかりさせたいとき、あるいは、強力にしたいとき、同一五行の陽干の時干の近貼は心強い味方ということです。
同一五行の陰陽ですから、劫財、石門星ですね。
こういう方は、友人や仲間、人間関係が力になってくれるでしょう。
どうですか?
時干に、日干の陰干と同一五行の陽干はありませんか。
丁度、鑑定書を書かせていただいてました方がそうだったものですから・・・

この記事を読んだ方はこの記事も読まれています

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください