今日は「乙木」の最後の季節、秋のお生まれのお話をしていきます。
緑麗しい夏の草原の風景は次第に終わりを告げ、草原は秋を迎えます。
乙木を考えるときは、いつも「生きる」ということ最優先にします。
秋になると陽射しも弱まり、段々日照時間が減っていきますね。
でも乙木は生きていかなければなりません。
ですから、先ず欲しいものは「太陽の光」です。
「丙火」です。
秋は金性が強くなる季節ですから、金性は乾燥を意味します。
甲木という大樹の場合は幹や根に水分を蓄えられるのですが、草木はそうはいきません。
貯蔵することはできないのです。
ですから2番目に必要なものは「水性」ですね。
これも春と同じ海水を表す「壬水」よりも真水が守護神となります。
「癸水」ですね。
乙木の秋生まれは、「丙火」と「癸水」が守護神になります。
あれ・・・つまり春と一緒ですね。当然といえば当然ですが。
春の乙木は「成長したい、大きくなりたい」というを気持ちを充たす守護神ですね。
でも秋の乙木は「生き長らえたい、生きていかないと」という気持ちを充たす守護神です。
ちょっと雰囲気が違いますね。
春の乙木の方が勢いがありますね。
ですから人の場合もそれくらいの肌合いの違いとして受け止められるでしょう。
乙木が「丙火」から生み出されるのは、調舒星、「癸水」からは「龍高星」です。
こちらも春の守護神と同じになりますね。