☆調侯用神(冬月)・・・比劫星の場合

2008年3月12日

Category : 運命を左右する星について

桜の開花もすぐそこまで・・・。
啓蟄も過ぎ、今日も暖かくなるようですね。
今の季節・・・卯月のお生まれの場合に関しては、調侯不要・・・ということが多く・・・季節的にも燥湿的にもバランスの取れた時期ということでしょう。
冬月生まれの調侯が丙火に対して、夏月生まれの調侯は壬水、水性というのもほぼ予想できると思います。
そういうケースが圧倒的に多いのですが、中には特殊なケースもあります。
冬月のお生まれの場合、ほぼ全ての日主の五行で、丙火、陽光が、調侯用神となりますが・・・
今日は、日干「丙火」で冬月生まれの方です。
日干が丙火ということは、すでにご自身が太陽、陽光ということですね。
こういう場合は火源さえあればOK。
つまり、木性の燃料、甲木、寅木、なければ丙火。
乙木は湿ですから、火源としては少々不適。
でも、巳火や午火などで乾燥していればOKですけどね。
日干丙火の方が冬月にお生まれになった場合、調侯以前に、日干の強弱をまずチェックする必要があります。
冬月のお生まれということは月支が亥水、子水、丑土ということですが・・・
この方の場合、日支に申金があり、月支の亥水を申金→亥水と生じられています。
これはちょっと注目で、
日支は妻の座。
この妻星の申金は、日干丙火にとって財星。
つまり月支の亥水は、妻財から生じられていて、かなりの強さを持ちます。
妻財から生じられた水性は、日干丙火を剋し、官殺を生み出し・・・
こういう場合、日主丙火に強さがあれば、佳命となりやすいのです。
命造のみで日干「丙火」が強とならない場合は、大運の廻りを待ちます。
大運に、巳火、午火、丙火あるいは、甲木、寅木が廻るときがチャンス。
比劫星、印星です。
この方の場合、巳火の大運が申巳の支合解で最喜。
現在、この大運中ですが、昨年、某業界で頂点を極められました。
こういうケースの木性、火性は、調侯用神と、日干のバランスを充たす扶抑用神も兼ねるというありがたい神!
ただ、いつでも、八字全体を量る必要はあるのですが・・・
また、この方の場合、時干に癸水があり、月支の水性は、天干に透出。
時干は、他柱からの影響を受けにくい場所で、正官は護られます。

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