愛情の星もいろいろな形を持っているもんですね。
ご自分は動かずに、そっと相手に見えないところでささやかな気遣いをしていく、というのもありましたし・・・。
灯火の揺らぎから生まれるロマンティックでちょっぴり色っぽい愛の形もありました。
裏もなく策もない、純粋でホット、激しさを持った愛情というのもありました。
個性となって「愛」がいろんな形で表現されるのですから、人間ってやっぱり辞められません。
素敵です。
その方の「禄存星」だけをじっと見つめて味わうだけでも、ワクワクしてきます。
今日は、ちょっと複雑な愛情の形を考えてみます。
「辛金」から生まれる愛の星です。
生日干が「丁火」の方の場合、宿命の他の場所に「辛金」がありますと生まれてきます。
「辛金」は宝石や、輝石、柔らかくて尖った形をしています。
そこには、特別意識や品性、プライドのようなものが感じ取れる世界です。
そんな「辛金」が剋されて生まれてくる「禄存星」ですから、ちょっと奉仕という感情とは矛盾しますね。
禄存星は引力エネルギーでした。
相手を惹き付けるために、愛情や奉仕を放出していく本能です。
そこには己を省みず奉仕するという感情も混じってきます。
とは言っても、引力本能なんですが・・・。
しかしプライドが剋されて生まれる愛情とは、優越感を得たいがために愛情を注ぐ、奉仕する、という姿になります。
または、奉仕や愛を注ぐことで結果、自分は特別だという意識が生まれてくるのかも知れません。
そんなプライドに支えられた愛情奉仕、ちょっと複雑ですが、そのように愛を放出することで気品が磨かれ、ご自分の精神性も高まっていきます。
そんな美意識のある、ちょっとカッコいい禄存星です。