20代、結婚式を一か月後に控え、最愛の旦那さまは戦死されました。
旦那さまの遺影と並び結婚式を挙げられたそうです。
亡くなられた旦那さまが、この女性への贈り物として遺されたものは、
軍人遺族は医学部に進学が可、という制度の勧めを、義父さまに託してお伝えになったこと
再婚はされず、70年間、東京で内科医をされ、現在は旦那さまと最初に出会われた神戸で医師を続けておられます。
96歳にして現役、ご自分でお料理もされますし、窓拭きもされます。ベランダで野菜作りも楽しまれてるそうです。
読書もされますし、「ひとりは安らぎ 感謝のとき」というご著書も出版されました。
96歳まで長生きされることも凄いことですが、今もなおご自分のことはご自分でなさる、という生き方・・・
老後の在り方、また現在の老人医療、福祉について、深く考えさせられます。
旦那さまを亡くされてからは、軍医を目指され、ご自身も後を追い戦死を、と。娑婆とは縁を切られたということで、
この世の欲というものは皆無の方で、手を付けずに蓄財された遺族年金を原資に旦那さまの出身校に財団法人を立ち上げられたということです。
もし90代まで寿命をいただくことがあるのでしたら、この方のように現役を続けられるものを準備し、自分のことは自分でする、そうでありたいもの・・・そのために、60代になった私は今、何をなすべきか、本当に考えさせられました。
2回めを読ませていただくことになった本も久しぶりです。
この三柱は、この女医さんのものです。
癸巳 戊寅 庚申
巳、寅、申は、辰、丑、未の土用月の次の月
節入りすぐのお生まれの方ですから、
地支の透出蔵干はすべて「戊土」
戊土は、月干にもありますね。
すべて「牽牛星」
日干の癸水とは暗合、干合が4個
庚金1個は玉堂星。
旦那さまと再会されることを楽しみにされ、今なお現役、本当に見事な生き方・・・です。