運格のお話をしましょう。
分かりやすい例で言いますと、大きな財を得ることで却って健康を害するというケースがあります。
財星が守護神でないことが多いです。。
そういう場合は、財にあまり縁のない人生を送ることで、福、印、寿などを得られるということもあるわけです。
また、大きな財を得ることで、宿命のバランスがよくなり、ますます運気が上昇するというケースもあります。
役割が違うということですね。
この差はどこから生まれてくるかと言えば、前世の人生、あるいは何代も積み重ねてきた人生の因縁でもありましょう。
またご先祖の生き方にもよるのでしょう。
それがまた、今生の課題でもあるわけですね。。
何かしら欠けたものを持って生まれてきて、我々は悩んだり苦しんだりして修行を積み、達した境地が因を生み、次の人生の縁に導かれていくのでしょう。
ですから宿命、大運も含めて「運の格」の高低も自ずから顕れてくるわけです。
算命学である日、こんなことを学びました。
運格の高い人は必ずしも人格が高いとは限らない。
また、人格の伴わない運格の高い人が、人格の方を上げることにはならない、というのです。
ちょっと意外な気もしました。
運格の高い人というのは人格を伴ってこそ、という意識がありましたから。
相関関係はないのだそうです。
勿論、運格も高く、人格も伴っている方もたくさんいらっしゃいますけれど・・・。
逆に高い人格の人が運格が低い場合は、運格の方を引き上げることができる、というのです。
ですから、すぐには動かし難い運格の方は気にせず放っておいて、人格を磨くことを心掛けることが運の改良法になるのですね。。
時を得て、今を乗りに乗りまくっているという方もいらっしゃれば、ひっそりと時を待っている境遇の方もいらっしゃるのが人間界です。
役割も人それぞれ違います。
運気の流れを理解し、時を選び、徳を積んでいく、特別、特殊な能力や恩徳などが薄くても、運を良くしていく方法があるというだけでも、私などはほっとします。