毎朝、神棚に火と水をお供えして、拝礼を行います。
「感謝の心」ともうひとつ、口にすることは、
「天命を全うさせてください」
のみです。
己の努力や誠意がどうしても通じないとき、あります。
プラスに進ませるつもりが、抗えない力でマイナスに進んでしまうとき、あります。
スムーズに運ぶ人には2倍の差をつけられ、落ち込んだりもしますね。
後悔の念や、取り返しがつかないようなことをしてしまった・・・・と
立ち直れそうもないくらいまで。
でも、そういうときも
「天命を全うさせてください」
です。
人と比較する心から解き放たれたとき、我欲を捨てたとき、まだ小さな声ですが、天命が聴こえてきます。
なにかを変化させることは確かにエネルギーが要ります。
本当に変化させてよいのか、最善とは思えないけれど今の平穏を壊すことは本当に正しいのか・・・。
でも壊さないことが「諦め」に繋がること、あります。
それでは、どんどんと道は外れていってしまいます。
どんなに遠回りになってもいいのですが・・・。
変化はいけない!、辛抱こそが尊い、辛抱さえしていれば必ず幸せになる、とは、限らないのですから。
辛抱は、勿論大切ですが、己を欺かない、ことが前提でしょう。
でも、変わるときの心が、我欲であり、ちっぽけなプライドであり、誰かを犠牲にする、単なる自我であれば、もっと深みに嵌ることに。
それさえクリアしていれば、「こういうことがしたい」「こういうことが好きだ」という澄み切った心であれば、きっと小さな光が見えてくるでしょう。
やがては、はっきりとした光となって・・・。
とことん苦しみ、己の真心に触れられたとき、変化させる勇気を持つべきだと思います。
人を羨ましがらせる幸せになることでも、お金持ちになることでも、畏れ多い名誉を得ることでもなく・・・
「天命を全うさせて下さい」のみ。
大好きな言葉です。