☆きのえねファイル 17 「甲申」の場合

2013年8月30日

Category : きのえねファイル

甲申です。

申金剋甲木で、甲木は倒れますが、蔵干に壬水があるために救われる・・・とあります。

甲木に癸水は、甲木を育てる、成長のためには有用な雨露、水なのですが、

こと、甲申に関しては、金剋木の剋戦を喜ぶ・・・

つまり、地中に根を張った千年の樹木ではなく、この甲木はすでに伐採され、材木としての用を持つわけです。

材木としての木は、陽光の丙火と雨露の癸水では腐ります。

でも、材木は水分がなくなると使い物にならない、

壬水、海水、塩分を含む水に浸けておくと腐らない→良材、能材として使えます。

だから、甲申にとって壬水は吉・・・ということです。

普通、甲木には癸水、なのです。

でも、こうして癸水は×で壬水が○、というケースもあるということです。

興味深い捉え方ですね・・・

四柱推命で扶抑を量るときには申金中の壬水を私は使いませんが、算命学では中期などの蔵干の変化は、十大主星で表す陽占の重要なポイントになります。

その大切な壬水は、すでに申金の中に含まれているというラッキーな面がある・・・

「絶中に生あり」

庚、丁が揃えば、衆を率いる大器の人・・・とあります。

確かに庚金が近貼すれば、そういうことも言えそうですが、

生まれ月や、甲庚のバランスもポイントになるでしょう。

丁火が庚金を鍛える・・・ともありますが、

これも、甲庚のバランスのために適切であればこそ・・・でしょう。

別名

「天風」

上の方に吹く風、理想主義者

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