板橋の事件は痛ましい結論でした。
今朝の某ニュース解説番組のコメテーターの女性弁護士のコメントには、ちょとね・・・。
「40いくつにもなって、・・・でしょう」???
少年の両親の生き様を批判したげなのが、ありありでした。
いろんな波乱の中にいる方も多いと思いますが、努力をしないから、辛抱強くないから、頑張らないから、ということでしょうか。
そう言い切るのも、いかがなもんでしょう。
精一杯の結果、ぎりぎりの人生設計だった、ということだってあるんじゃないのかな。
それは我々には判らないこと・・・。
もう転居はないと約束しておいて、転居するような親だから。
おまえは馬鹿だと言って、家の手伝いばかりさせていた、とか。
親の何気ない言葉遣いが子供を傷つける、とか。
状況はどうであれ、親の方に、息子に対する真摯な「愛情」があったかどうか、なんではないでしょうか。
親に本当に子供を思う心があれば、転校、転居だって、よその家よりもこき使われることだって、少々きつい叱責だって、子供は受け留められるはず。
子供ってそういう親の愛情って解るものだと思います。
転校が子供から奪うものの大きさも、私も痛いほど知りました。
私の性格では、「しっかりしないと」という反省になった親の叱責が、その同じ言葉が、自分の子供の自尊心を傷つけてしまったことも・・・。
やはり、「人」を見て説くことは大切でしょうが、根本のところに「自分を本当に思ってくれている」という信頼感と安心感があるかどうかなんだと思います。