今日は、火性の干の話です。
火性にも陰陽ふたつあって丙火と丁火です。丙火は太陽を表します。丁火は一言で言えば人工の火を表します。焚き火、電気など、原子力、爆発も入ります。
以前、生日干が丁火の女性の星をみました。彼女は夏生まれ、年月日の三柱の支に巳、午、未が並ぶ夏の方三位で、火性が最高に強いエネルギーでした。燃え上がる炎ですからなにかと派手で目立ちますし、カッカする要素もお持ちでしょう。星のバランスからいうと、あまりに火性が強いので陽の水の干、壬水が欲しいところです。すると月干支の干は恵まれたことに壬水でした。丁火にとって壬水は夫を意味します。燃え上がる炎の熱を冷まし、彼女を穏やかな魅力的な女性に育てくれる旦那さまです。花火、海辺のキャンプファイアー、鐘楼流しなど夏の水辺の火は華やかで美になる景色でしょう。彼女もそんな魅力をお持ちでした。また、干合といって壬と丁が一緒になると木性の干に化学変化します。燃え上がる炎さんにとって燃料となる木性をも生み出してくれるのです。炎さんの生命や夢を支えてくれる旦那様ですね。配偶者運のとてもきれいな形でした。
浮気もするし、あまり幸せな人生とは言えないのも全て亭主が悪いからとご亭主を責める方は、本当はご自分の宿命にご亭主の運を潰してしまう要素があることを分かっていないという場合が多いのです。それでは救いがないように聞こえますがそうではなく、そういう方には神は仕事運や子供運などを与えている場合もあるのです。ですから全てはお役目なのです。矛先をご亭主に向けるのではなく、ご自分の役割を知るべきです。そしてむしろ、ご亭主の背中にそっと私の星が強すぎてごめんなさいね、感謝してます、という気持ちを送るべきです。