団塊世代とホリエモン

2005年3月12日

Category : My Diary

東京地裁は、新株予約権の発行を仮に差し止める仮処分決定をしました。
堀江氏はこれで、長期戦に持ち込むことができそうです。
「発行は現経営陣の支配権を維持することを主な目的とするもので著しく不公平」という判断。
なるほど、です。
先日、朝のニュース番組で団塊世代に支持される堀江さんのことをやってました。
見城美枝子さんや山本コータローさんがお話されてましたけど、興味深かったです。
ナンセンス!と叫んでいた団塊世代の20代の頃、その戦後のベビーブーマー達の生き様には厳しいものがありました。
私なんぞは、その後の高度成長期時代に育った従順世代ですが、一世代前は常に競走の人生だったのですね。
夫とか私の二人の兄は団塊世代ですが、猛烈な人生の歩みだったな、と傍観者としても実感しています。
若くてお金もなかったけれど、集団で権力に立ち向かっていた方々なんですね。
が、結局、体制を覆すことはできなかった、その後はサラリーマンとしてひたすら家族のために若い頃の夢もあきらめ、歩んで来られた方も多いわけです。
そしていつも付いて回るのは、競走、椅子取りゲーム。そしてリストラ世代へと。
今朝、聞いた話では、団塊世代は80%がパソコンができるのだそうです。
80%とは凄いです。
今では中学生でも大人顔負けですが、あの世代の方々がすんなり受け入れるのは相当に困難なんじゃないでしょうか。
やはり競走に慣れてますから、何でも直ぐに身に着けないと取り残されるという危惧を抱かれるでしょうし、確かに進取の気性に富まれた方も多いです。
そんな団塊世代の方々に堀江さんが受けるのは、権力に立ち向かい覆していこうとする姿が、ダブルからなのでしょうが、自分達にはできなかった夢を小気味よく果たそうとしている若者を応援したくなるのも頷けます。
ご自分達の若い頃と違う点は、彼は単独であること、そしてお金を持っている、という点。
そして、特別に権力に歯向かう気持ちで動いているのでもない、新しいタイプでもある点。
既成の価値観や守られてきた権威なんて、別にどうってことなく、年齢も関係なく、やろうとする者が打って出られる世の中になったんだな・・・って私なんかは思います。

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