企業実体はなく、錬金術的手法で買収を繰り返して来られたのですね。
ホリエモンの命造についてのリクエストが寄せらていますので、ちょっと本腰を入れてみます。
ホリエモンの命造は大変水性が強いのですが、月令は得ていません。
月干の「庚金」の応援もあり、従旺格とも取れそうですが、日支と月支には火性、土性があります。
時柱の干支によって「格」を判断することになります。
生時がわからないので二通りの解釈で。
時柱もまた、土性あるいは火性が強い場合は「正官格」。
強い土性が、強い水性を剋するきれいな名誉運の命造です。
若年期には専気の水性が廻り、水性を補い、自星は強まり、強い土性の剋性に耐え得る状態。
このバランスは名誉を生みます。
ご自身のモチベーションもこの正官、牽牛星の「名誉を得たい」によって保たれ、迷いもなく、障害もなく、ひたすら集中できる方です。
半年の勉強で東大に受かるなど、名誉運は輝き、順風満帆の若年期。
「癸丑」の大運から33歳、34歳あたりに「甲寅」の大運に変化します。
生まれてこの方、強い専気の水性しか廻っておられませんので、初めて木性の廻りとなります。
甲寅という大変強い、専気の木性なのですが、傷官です。
傷官とは正官にとっては大変やっかいな代物で、名誉を失うというようなできごとに遭遇することも。
でも命造には、「庚金」と「丙火」があり、庚金は「甲木」の傷官を討ち、「戊土」の正官が守られているのは感じ取れます。いずれ再起も可能かとは思いますが、日支には「刑」が訪れ、訴訟は免れないというところでしょうか。
次は、昼前後以外の時間帯のお生まれの場合。
明瞭ではない「従旺格」「従強格」になります。
旺盛な星(旺神)、この場合は水性の自星と金性の印星になりますが、この星に身を委ねることで幸運を得られます。
命造全体が金性と水性が旺じているのですが、土性、火性もあり完全な形ではありません。
若年期には専気の水性で、旺神は応援され、順風満帆。
「甲寅」の木性の到来は、日支の火性を強め、同時に月支の土性を強めることになり、従格は崩れます。
鮮明でない形の従格の破格は、災いを招きやすいです。
いずれにしましても、専気の水性「壬子」「癸丑」から、「甲寅」という専気の木性への変化が暗転に結びついていると思われます。
若年期の頃、星の環境に恵まれていらっしゃるのを感じます。
若年期は辛酸をなめるぐらいで丁度いいのかも・・・ですね。