結婚制度は崩壊する?

2005年1月6日

Category : My Diary

4番目を産んだころでしたかね。
その頃、夫はよく「いずれ結婚制度は崩壊するさ」って言っていました。
ちょっとちょっと、好きな人でもできた?
それって不倫願望?浮気願望?いろんなことを考えましたね。
当時はそんな夫を理解できませんでしたし、そんな発言、
許せない!って思ったものです。
努力して築いてきたものを破壊する考え方ですから。
つまり夫は、
「人を好きになる刹那を、結婚してるからブレーキを掛けるのはおかしい」
「お互いにそういう縛りはやめようじゃないか、だからお前も自由な気持ちで生きろ」って言いたかったのでしょう。
でも、頭では理解できても、気持ちがね、付いていかなかったんですよね。
何故か?
今にして思えば、私は難しい年頃の息子3人と乳飲み子を抱えていたのですから。
私は身動きがとれない、不自由なからだでした。
夫はというと、家族という縛りはあっても、マイホームパパではありませんでしたし、自分の世界が優先の人間でした。
フェアーじゃない、という思いがありました。
今、私もようやく子供の手が離れ、結婚以来初めての自由が得られました。
で、今はどうかっていうと、私も「結婚制度は、その内崩壊する」と、までは思いませんが、私自身、あながち否定もできないな、とは思っています。
これは別に不倫を勧めているのではありませんので、誤解なさらないでください。
私自身は守りの本能の強い人間ですし、未成年の子供を巻き込む不幸は絶対に避けるべきですね。
ただ、縛りの心を捨てたのです。
そうしたら、お互いを今までより思い遣れるようになったから不思議です。
30代の頃に、この境地を理解できていたら、ってちょっと残念!
でも、マッいいか。今からでも遅くないかな。
縛りを捨てたら、私自身が執着、依存から解放されて、とても楽になったのです。
マイホームパパが人生観の方はそれが大いによろしいでしょう。私もホントはそれが理想でした。
でも、人間が作った制度の中の縛りが、相手の星を生かせないものであるときもあるのですね。
私の場合、いつでも離婚するって覚悟を持ったときから、夫婦仲がよくなったような・・・。こういうパラドックスもあり得るわけです。

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