「猟奇的な彼女」観ました!

2004年11月11日

Category : 冬のソナタ

1週間ほど前、ちょっといい映画を観ました。
とかく韓ドラや韓国映画の脇役に登場する猛烈に気が強くて、意地悪で、喧嘩早っくて・・・ってタイプが今度はヒロインかい!??と思いましたが・・・。
しばらく観てるとホント素敵な女の子、一見、しとやか、スレンダーな超美人なのに猛烈に凶暴、すぐに「ぶっ殺す」と怒っては、ホントにぶん殴ったり、その上、超わがまま・・・。
でも、正義感に溢れているのですね。
老人に席を譲らない若者に、喝!
ゴミのポイ捨て青年にも、猛烈に抗議!
援助交際を迫っているサラリーマンには喧嘩を売る!
そしてお酒には潰れてしまう。
猟奇的彼女はホントは耐えがたい悲しみを背負っているのです。
女の子のように育てられた優しい大学生のキョヌが、ファーストフードでお茶を何にするか、パフェなのか、コーラなのか、アイスクリームなのかと迷っていると、一喝「ぶっ殺す!コーフィー2、あんたの奢りね」とタイプの女の子。
酔いつぶれた彼女の介抱から始まった恋ですが、キョヌはそのために留置場、脱走兵の人質と大変な目に遭わされていきます
実際の自分の彼女の猟奇性をネットの掲示板に連載したのが若者の間でブレイク、映画化された作品なんですってね。
これは結局コメディータッチの軽い映画なのかw」w」w」と思っていたら、ラストはやはり韓国映画に付き物の「どんでん返しと涙」なんですよ。
いい歳してこんな若い子のラブストーリーに涙もない、と思うのですが、とってもいい話、泣かされました。
そして、まだストーリーの始めの頃に、さりげなく流れたキョヌの母親からの電話の内容に、こんな伏線があったんだ・・・という感動がありましたね。
こんな意外な結末とは・・・。
そこにきて一斉に、運命とは、忘れられない人とは、思いを果たせず亡くなったものが、生きている誰に何を託そうとするのか、
巡り合わせとは・・・・・。そんなメッセージが溢れてくるラストでした。
 
若い人じゃなくてもとっても楽しめます。
もちろん今度は中一の娘にもホントのラブロマンスとして見せてやりたいと思ったほど、いい映画でした。

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