会場に集まった観客の年齢層の多くが30代以上の女性、そして意外にも男性も多かったです。
ご夫婦でというケースも多かったんだしょうが、「家族で楽しめる」ドラマだったのでしょう。
我が家もイッパイ、家族で話しましたよ。全然興味のなかった娘も2回目を観てるときは仲間に入ってました。場面ごとの彼らの心境を語り合えるような「情」的に奥深いドラマでしたね。
NHKに寄せられた8万通の感想の中から紹介されたお手紙が印象的でした。
40代半ばの方からのものが取り上げられていましたが、22年前に婚約者を亡くしてその後人を愛することができなくなっていた女性が冬ソナと出会って、再び人を愛する勇気をもらえた、というもの。
親の反対を押し切り結婚、その後親にも認めてもらえるようになり幸せに暮らしていたときに起こった旦那様の脳溢血による半身不随、という運命 。冬ソナに出会って視力を失うという障害を持ったチュンサンと愛を貫き支え生きていこうとするユジンの姿にご自分を重ね、生きる勇気を取り戻せたという女性。
それぞれみんな受け止め方は違うのでしょうが、魂に訴えてくるものがあって勇気をもらえたという女性は多いのでしょう。それは「純愛」という優しくて静かな、純粋なものに触れることで癒され、生まれ変われたということでしょう。世代が同じで感動の涙がウルウルw」w」w」。
クイズソナチアンは7割ぐらいの正解率でした。
弱いのは色関係。婚約の日に見たミニョンのマフラーの色、とか窓からみていたイルミネーションとか、分からなかったです。
思い出の名シーンは上位3位は正解でした。残りはあれしかないか、ですよね。
「ユジンはどうしてNYへ行かずにフランスに行ったのか?」という質問、やはり来ましたね。
一人の脚本家の方が「どうしてでしょうね?w。と言ったのは楽しかったです。そうですよね。NYに行っちゃたら終わってしまいますから、最後はウエドでああいう終わり方、の設定があったのでしょうし。
あの場面、日記にも書いたんですが私も娘と意見を戦わしたました。ユジンの全人格からあの謎を解くために自然に想像を巡らしてました。
最後ヨンジュンさんとジウちゃんのインタビューのビデオが。
これはちょっと感じるものがありました。
ジウちゃんは冬ソナのときのユジンとは隔世の感(?)がありました。と言うと大袈裟ですが、演じたユジンの人格とジウちゃんに微妙なズレみたいのを感じたというか、数ある作品の中のひとつ、というような冷静さが。それだけ彼女は大女優、役になり切るんでしょうね。
一方ヨンジュンさんは冬ソナのチュンサンとヨンジュンさんがかなり近い。そのままといっていいほどと感じました。ですから言葉に「熱さ」を感じ取ることができました。そういう点では納得させられるというか、ほっとさせられる語り口でしたね。
最後にユン・ソクホ監督。考えていた通りの素敵な方でした。