最近、あることから、自分の高校時代のことをいやおうなく振り返ることになり、
あのとき、あのような行動をとったことは、結局、親不孝の一言に尽きるんじゃないか、
なんとも不甲斐ない十代後半だったな、
もう少し要領よく生きてもよかったのでは、
しばらく、当時と同じ勢いで落ち込み・・・
それでも、そのまま底なし沼に落ち込んでいったかと言えば、そんなことはなく、
そのうちに・・・
数ヶ月前に読んだ小林正観さんの本に書かれていたことは、「こういうことか」と。
人生は二者択一を迫られることの繰り返しですが、あのときAではなくBを選んでおけば良かった、ということはなく、そのとき「選んだ方が最善」である、ということ。
なんか頭では分かるのですが、「そうとも言いきれないよな・・・」という思い、今でもあったのですよ。
当時、真剣じゃなかったかって言えば、そんなことはなく、今よりもっと純粋に真剣でした。
怠け者だったかって言えば、そんなことはなく、精一杯でしたね。
じゃ、何か苦しみはあったかと言えば、「こうやって生きてみたい」ということが言い出せない家庭だったということくらいかな。
でも・・・
抵抗し切れなくて選ばされたと思い込んできたけれど、結局は自分が選んだこと。
そこで確かな学びがあって、次の二者択一に、無意識で選んだことなのに、自分らしさに少しだけ近づいたこと。
その繰り返しで、自分らしい環境に近づいてきた数十年だったんだなと。
過去の一点を、悔いる必要なんてないんですよね。
悔いるもなにも、何とも思ってなかったことなんですが・・・。
親も理解してくれて、その後もずっといい関係で来られたし、
選んだ方が最善、ということが分かって、ちょっと幸せかな。
過去の一点に焦点を当ててくれたあるできごとに感謝!