アルケミスト・・・の続き♪
サンチャゴは、羊飼い。
羊の群れを連れて、ある日、見捨てられた教会で一夜を過ごすことに。
その晩、見た夢は、1週間前に見た夢と同じだったのだけど、その朝もまた、夢が終わる前に目が覚めて・・・
私がラブラブのこの本は、2回目を読むときに、立ち止まった箇所に付箋をしてるので・・・
今日の付箋は・・・
少年は、
キーマンで、実は某国の王様に、話しかけられます。
そのとき少年が読んでいた本の内容を、知っていた王様は、
「人は自分の運命を選ぶことができない、と、この本は言っている、そして誰もが世界最大のうそを信じている」
「そのうそってなんですか」
「人生のある時点で、自分に起こってくることをコントロールできなくなり、宿命によって支配されてしまう、それが世界最大のうそじゃ」
「そんなことは僕には起らなかったよ。僕の両親は、僕に神父になって欲しかったけど、僕は羊飼いになるって自分で決めたのさ」
「その方がずっといいよ。おまえは本当に旅が好きだからな」
なんの問題もなく、人生のこういう場面を素直にクリアできる人も多いのでしょうけど、ね。
たとえば、大好きなことが旅、だとして、
でも!
とにかくまずは、世間が認めるところのこっちの仕事に就いて、生活を安定させ、ささやかながらも成功して、年を取ってから、1年位、好きな旅に出かけるのを楽しみに生きてる、ってことも、多いでしょ。
でも、
自分の夢見てることは、いつでも実行できるってこと。
神父になれば、貧しい村で、親には自慢の息子になったはず、
でも、少年は、さっさとその期待や体裁を捨て、
好きな旅をしながら生計を立てられる方法=羊飼い、
という立場に乗り換えたところに、王様は惚れたってことかな。
つづきます・・・