国内一等地、それも最たる超一等地にある超高層ビル、某階にあるオフィスのお話。
次男は来年学卒予定ですが、在学中にある目的を遂行するための資金稼ぎに今度、アルバイトを増やしました。そのアルバイト先がそのオフィスなんです。
詳細な話はできません。ただ、こういう世界もあるんだなw」w」w」という感想をお知らせしたいと思います。
そこでの彼の仕事はOAアシスタントといったところでしょうか。
そこに君臨するボス達は全員○大学○学部出身、エリート国家資格取得メンバーで構成され、そしてその女性秘書の面々も知名度に掛けては三本の指に入る大学出身者ばかりw」w」w」。
そんなことは別にどうってことない、よくある話ですがw」w」w」。
仕事も忙しすぎるわけでもなく、時給もいい、結構なアルバイト先、と思ってしばらく通勤して、昨日
次男からの電話がありました。
「おはようございます」
朝、出勤して近くの席に座る30代位の女性秘書に挨拶をしました。するとしばらくしても沈黙のまま、彼はそのとき彼女に自分に挨拶する意志のないことを理解したそうです。
次の日も、次の日も、挨拶は返って来なかったらしい。
「別に気にせず、挨拶すればいいんじゃない、当たり前なんだから」w」w」w」私
「そうしてるよw」w」w」それでもねw」w」w」」w」w」w」次男
「完全にバカにされたのね。社会なんてそんなものよ」w」w」w」私
「ほら、直々に運んでる!w。w」w」w」秘書
「・・・・?」w」w」w」次男
何のこっちゃ分からなかった彼は、はたと気付いたそうです。
ボスのエリート有資格者が資料を自分で持って運んでいるのが眼に入らないのか、と言いたかったらしいのです。
「あんた速く行って、ボスの資料を運びなさいよ。私の仕事じゃないしw」w」w」ってことでしょう」w」w」w」次男
「まあ小間使いにされてるわけだ、いいんじゃないの」w」w」w」私
「もうズタズタだよw。w」w」w」次男
それまでなんとか保たれていた彼のプライドは日々見事にぶち壊されている模様。
「秘書のお方様はボスに対しては尊敬!って感じなの?」
「それがそうでもないんだよ」
それから彼の語った話は残念ながらここではお話できません。勿論100ヘぇーものでした。
「江戸時代みたいだね。将軍さまと大○と大○の下男とw」w」w」」
大○というと語弊がありますね。そんな関係では決してないのですが、完全な階級社会であることは想像がつきました。
「いい勉強になるわよ。しっかりやんなさい。そして同じ階級のあなたの上司を気遣ってあげなさいね」
「勿論、そうしてるよ」
ホッチキスをカチャカチャ言わせている一人の将軍さまは、ひたすらカチャカチャ言わせていたそうです。
「針が入ってないって分からないんだよw」w」w」どう思う?」
「フーン」
針が入っていないってことを秘書に知らせたかっただけかもよw」w」w」。そして知らん顔の秘書のお方さまも君に「気付けよ」って言いたかっただけかもよw」w」w」。
でもそれが、そのシーンはそうではなかったらしいのです。
まんまだったの?へぇ~!
頑張んなさい!世の中ってそんな理不尽が一杯だよ。
別に理不尽に耐え続けろと言ってるわけじゃないのは分かるでしょう。
その会社はそれで立派に維持されているのだからそれをとやかく言う必要はないと思うよ。
要は君が、悔しい思いを一杯して、これをきっかけに「それじゃ自分はどう生きるか」をしっかり考えたらいい。
お秘書の方だって、「悔しかったらさっさとエリート国家資格でも取って私を見返して御覧なさいよ」とまあ、そういう母心とも取れなくもない。
別にエリート国家資格が君の人生の目標ではないのだし、あくまでも当面の資金稼ぎと割り切って、しっかり社会勉強をさせてもらいなさいってことが言いたいな。