数年前になるでしょうか、
婚約者に、どうも自分以外の男性の存在を感じる、
というご相談が、
お電話のご相談だったのですが、
男としてこれほど辛いことはないですよ・・・
お辛いでしょうね・・・お気持ちはよく分かります。
状況をお聴きしてて感じたことは、
お相手への「執着」
この人を失うことへの「怖れ」
です。
こんなに愛しているのに、こんなに大切にしようと思ってるのに・・・
それに応えてくれないのは・・・
そんな被害者としての感情も、
愛情というよりは、執着が原因となっている苦しみなのですが、ご本人様は「なぜ」「どうして」というやりきれない思いの繰り返し・・・
でも、こういう痛みが訪れたときは、むしろチャンスなのですね・・・
そりゃ波風立たずゴールインが平穏で、心地よく、都合いい、ということなのでしょうれど、
それでは、油断なくさせるチャンスって人生にはなかなか訪れないからです。
恋人が去って行ってしまう・・・闇の中、淋しく感じ、心に突き刺さる矢は痛み、惨めさを味わう・・・
孤独な闇の中、とことん痛みを味わうとき・・・
もっと大きな不安に包まれてしまうことあるでしょう。
精神的に立ち直れそうもないと感じるとき、ご自分を持ち堪えられなくなってしまうのではないか・・・、
これでは、自分を支えてくれている頼みのお仕事すら崩れてしまいそうで・・・
こういうとき、ホ・オポノポノをお勧めしますと、意外にもあっさりとゼロポイントに導かれ、執着を絶てる、という方も中にはいらっしゃいます。
ゼロの境地に至るかは、ひとそれぞれですけれど・・・
受け容れがたい痛み、苦しみの訪れは・・・
恩寵・・・
その痛みは、あなたを惨めにさせるためにあるのではなく、もっと気づかせるためにあるということ・・・
執着を絶ち、ゼロになれたとき、
気がつくと、惨めさは消えています。
ふつふつとエネルギーやら、やる気が満ちてきます。
ゼロになって平安を得たら、すべてを神に委ねているご自分に・・・
恋人が帰って来るもよし、
去って行くもよし、
新しい出逢いに導かれるもよし・・・
現在のあなたに一番ふさわしいシチュエーションが訪れます。
このご依頼者の方の場合は、
とにかく心が落ち着くからと、オポノポノを機械的にでも実行されたのですが、
2回目のお電話のときには、お声が明るくなり、伝わってくる雰囲気が軽やかになっておられました。
ご自分では、まだまだとおっしゃってましたが、ほぼ執着を絶たれているのを感じ取れましたし、すべてを委ねようとされていることが伝わって来ました。
それから1週間位経って、婚約者の方が戻って来られた、という淡々としたメールが舞い込みました。
つづきます。