正母というのは玉堂星を指すんです。
でも、玉堂星がない場合は龍高星がママになるってことですね。
日干を生じる星です。
これが基本ですが・・・。
たとえば、日干が甲木の方は、甲木を生じる癸水が玉堂星。
壬水が龍高星です。
あなたご自身とお母様の関係を、算命学では重視します。
お父様は、あくまでもお母様の「つれあい」であって、二次的な存在。
あなたにとっていいママか、あまりありがたくないママなのか・・・。
とっても簡単な例としては、夏に生まれた大樹の方・・・。
夏は強い日差しで大樹は弱りきってますね。
夕立が来て、雨を降らし、カラカラに乾いた大樹の根は潤います。
生き返ります。
こういう雨露(癸水)は、本当にありがたいでしょう。
こういう場合、ありがたいママ、だということです。
でも、また、こんな例。
たとえば、日干と同じ五行の貫策星や石門星が3つもあるという場合。
「入格」という例外は、この場合除くとして。
貫策星や石門星が多いってことは、その方は相当に強いんです。
そこに玉堂星もあるということは、もっともっとエネルギーを送り込んでしまいます。
これはどういう状況が考えられてくるかといいますと・・・
「ほっといてよ!」
「好きにさせてよ!」
あまりありがたくないママということも考えられるわけです。
これも一概には言い切れませんし、命造によって判断は変わります。
でも、「ママ」の存在意義を推し量るというのは、悩み解決のひとつの糸口になります。
それくらい「母」の存在は、あなたご自身に直接働きかけるからです。
こんな例・・・。
玉堂星も龍高星もありません。
ママと縁が薄い?って思いたくなりますが・・・
「とってもいいお母様をお持ちですね!」
となることも充分にあります。
あなたを生み育ててくださったお母様に、ありがたくないお母様なんて絶対にありませんが・・・。
命造の上でのありがたい、ありがたくない、を踏まえることで、お互いによい関係を築き、幸せな生き方を見出していきます。