こんなに素敵な贈り物

2005年7月19日

Category : 子育て占星学

フーっと、ため息まじりに夕方帰宅しました。
結構、焼き物、瀬戸物に小うるさい方で、気に入ったものでないと絶対に要らない、って口です。
高名な作家の作である必要は全くなくて、条件はふたつだけ。
「これ欲しい!」て自分が思うか、「使って欲しい!」って焼き物の方から飛び込んで来てくれるか、のどちらか。焼き物も「縁」ってあるんだと思います。
ちょっとした普段使いを探しに街に出かけたのですが、今日も不作・・・。
大体、私はいまだに「お店」を知らないのです。
溜まり醤油用のお皿も足りないので探してたんですが、全く作者の意図や心がが感じられないお皿でも5~600円しますからね。
結局、戦利品はなくションボリ帰宅しましたら、なんと??!!!
食卓に、広告紙に包まれた、お醤油にピッタリの小皿が、それも手作りのお皿が3枚無造作に置かれてたんです。
その包装用の袋に岡山市内の養護学校の名前がありまして、すぐに判りました。
先日、もうすぐ開催される岡山国体の炬火リレーで、中2の娘達は市内の養護学校の生徒さん達と一緒に参加したんです。
その記念に、と養護学校の生徒さん手作りのお皿をいただいたのだそうです。
それがすっごく素敵なんですよ。
絵付けの絵が「上手く描こう」っていうビビリがなくて、実に伸びやか。
一目で気に入りました。
以前、陶芸をやっていましたから、技法は少しわかるのですが・・・。
板状に伸ばした土に、布目を裏から当てるんです。滑らないようにするのと、やはり手触りやデザイン性もアップ。
お皿に深さをつけるように、無造作に周囲が持ち上げられてますが、そのデザインも三枚、三様で・・・
もう感動!
さすがは焼き物の街ですよね。
この生徒さん達の中から未来の備前焼を支える作家が生まれるのかもしれません。
この街で、この年に国体があって、一緒に炬火に参加したんだよね、って、長い年月を隔てても思い出せるなんて、素敵!
大切に使わせていただきたいと思います。
生徒さんや先生方のお心に感謝いたします。

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