日本人のお二方のノーベル賞受賞は本当に喜ばしいニュースでした。
陽占における十大主星は、基本的には相剋や単独で存在する星より相生関係にある星の方が燃焼させやすい、ということが言えるのですが、
講座でそんなお話をさせていただこうと、準備しておりました。
折しもお二方の星についての考察・・・なども織り込ませていただけたらと思い拝見・・・
大村先生と梶田先生に関して、まず十大主星を出す前に、ある可能性の予測を立てます。
お二人は、理系の研究者で、かつ長い年月の間、研究に邁進された人生でいらしたという点から考えられますことは、
龍高星があること、そしてその龍高星を尽きることなくバックアップする金性、牽牛星、車騎星の存在・・・
大村先生の場合は、車騎星、牽牛星→龍高星
梶田先生の場合は、牽牛星→龍高星、玉堂星
やはり・・・という結果です。
大村先生の、定時制高校の先生をされていた頃に、油で汚れた手を洗う間もなく教室で学ばれてる生徒さんのお姿に触発され、研究者の道を志されたというエピソードには感激しました。
お祖母様からの「人のためになることしなさい」という薫陶を大切にして来られたというお話からしても、
禄存星という愛情奉仕精神のある方・・・
その禄存星→牽牛星→龍高星の流れです。
龍高星でストップ・・・
3億の人々を失明から救われたという偉業は、黙々と孤独で地道な研究の道から生み出されたのでしょう。
梶田先生の胸の星は司禄星、東に禄存星。
やはり奉仕の精神と、地道に、地道に積み重ねて行く司禄星の土性が金性の牽牛星を支えています。
同じく龍高星、玉堂星でストップ・・・
土性(引力)→金性(前進力、攻撃力)→水性(習得、研究)
土金水の相生の十大主星は、お二方の共通点。
また、お二方とも木火の十大主星は、大運の方で巡ります。
迷いもなく、黙々と、ひとつの方向にエネルギーを燃焼された研究生活に導かれたこの度の受賞ということでしょう。
感動しました。
ますますのご発展をお祈りしたいと思います。