あの日、例の肩凝りの憂鬱と戦っていることに気付いて、とにかく気分転換、パソコンから離れました。
で、また例によって、居間の長いすに読み捨てられていたディーリングの本を、むずと取り上げ、ちょっと賭けてみることに。
最初に開いたページに、きっと答えがある・・・という賭け。
なにかしら鬱屈としているのは事実。
なんとかしたい、という気分です。
で、最初に開いたページには・・・
「躊躇するものは負ける」
サッチャー元首相のスエズ事件での教訓だそうで。
この言葉が面白いのは、価値観含まず、善悪関係なしで「躊躇するものは負ける」と言い切っているところ。
なんだそうです。
自分が悪い奴でも躊躇せずに向かえば、『ためらっている善人には勝てる』。
逆に、悪から身を守るには毅然とした態度が必要だということ。
これには、瞬間的に、鬱屈気分が吹き飛びました。
なにも悪いことでも躊躇しないでやれば善、ってことではなく・・・。
人間って結構、ためらい、迷い、考えあぐねてから決断したり、あきらめたりするもんです。
それがいかにも立派で、思慮深くて、正義を拠り所としているようだけど、それでは「勝てない」ってことです。
別に相場師でもなく、私自身は、勝ちたい、勝ちたいという生き方とは全く無縁な世界で生きてますけど
日常、岐路に立って決断を迫られていらっしゃる方のご相談も多いわけです。
躊躇することを未然に防いでいただけるように、それは私が心すべきことなんだと思います。
そして、私自身も、躊躇しそうになる自分と訣別!・・・ってことですね。