ひさびさに小椋圭さんの番組の録画を見てました。
63歳になられたのだそうですね。
30年前、お若い頃の作品は夫が好きで、よく一緒に聴いてましたが・・・。
メロディーが明るいのとは対照的に、歌詞に耳を傾けると、あまりにもニヒリスティックという歌、
また双方ともに暗いというか、哀しげな曲も多く・・・
その後、
円熟期の作品、他の歌手やCMなどに提供された曲には、商業的な巧みさも改めて感じます。
今まで小椋さんの干支は見てなかったので、ちょっと拝見。
さっき「愛燦燦と」などの歌を聴いてて、人間の弱さ、思い通りに行かない哀しさを歌い上げ、そんな人生の肩をそっと抱く・・というテーマが多いので、「身弱」をイメージしました。
身弱というのは、日干は月令を得ていない形なのですが、
つまり、辛金でしたら「申酉」月生まれを月令を得る、身強と言います。
身強の方は、勢いもあり、人生行路を生き易いということは言えるでしょう。
小椋さんは辛金の冬月生まれですから、どちらかと言えば本質的には身弱。
24歳から壬水が廻ります。
辛金に壬水、これは自然に、芸術家、表現者になっていこうとされます。
辛金は身弱でも、壬水に洗われると、洩らすのに、逆に強められるということもあって・・・。
その時期、ニヒリスティック、女性的、哀しさを歌ってデビュー。
その後、34歳から20年間純金の「酉」「申」で、突然、身強へと。
同時に20年間の大天が重なり、不動の地位を確立。
でも、初期の小椋さんの歌にこそ、小椋さんらしさがあって、きっと同じく、どちらかと言うと生きるのが不器用な身弱な方の支持を得たのだろうな・・・って思います。