「東京ってきれいね・・・」という台詞

花冷えが続きます。
寒さはちょっと堪えますが、桜の開花の進みが遅れることは歓迎かな。
楽しみが延びることはいいですよね。
先日の小説の著者は、現在は活動されてない作家ですが、庄司薫さん。
一世を風靡した「赤頭巾ちゃん気をつけて」
あれから、2回目を熟読しました。
どうして、40年隔ててこの本を、読んでみたら、という心のささやきを聴いたのか、は不思議ですが・・・
「東京ってきれいね」って台詞が出てくる、
2作目「白鳥の歌なんか・・・」の映画だったかな?
薫くんのガールフレンドの由美ちゃんが、レストランでしたか東京の夜景を見て、しみじみ語る場面があったと思います。
そのシーンが突然、蘇ってきました。
当時、地方の田舎に住んでいた14、5歳の私には、東京ってきれい、っていう発言は、理解できないというか、殺伐としたコンクリートの街としか思えなくて、東京というところはきれいなんだろうか???という感じでした。
転校で、しばらくは東京が恋しくて恋しくて、狂いそうだったのに、7年という月日を隔てて、娘は、すっかり東京を恋しがらなくなってました。
この土地に馴染み、とっても愛するようになっていたのです。
でも、結局、東京に帰るという選択を・・・今を逃したら、もう帰れそうもないからと。
彼女にとっては生まれ育った街、その優しさ、温かさ・・・もう一度、素の自分らしさを取り戻すために、
この時代に東京なんて!!!・・・と、周囲からさんざん言われながらも・・・でした。
由美ちゃんがしみじみと語ったあの言葉は、ふるさととしての東京への無条件の肯定だったのだなって。

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Posted by amarin