算命の基礎ー運気のリズムと天中殺

★人間の運気のリズム

1)大運と年運

 人の運気にはバイオリズムと同じような波があり、どんな人でも、いい時もあれば、悪い時もあります。
そしてこの運気のリズムは10年ごとに変化する大運と、毎年変化する年運、毎月、毎日変化する月運、日運があります。
この中でも個人の運勢の良い時期、悪い時期を判断するときに最も強く、そして長期間作用するのは10年ごとの大運です

たとえば自分の生まれた年月日から算出される星は、自分が本来生まれ持った宿命的なものですが、これに良い作用をする運気の波が訪れると、なぜかわからず何をやっても順調に、どんどん発展していきます。

しかし、あまり自分の本来の命式にとってありがたくない星が巡ってきますと、病気がちになったり、回りの環境が何となく息苦しく、努力の割には空回りなどの状況がおこってくるのです。

たとえば夏生まれの癸の星の人ですと、夏の水滴のようなものですが、このような人に、運気のリズムとして夏の太陽である「丙火」のような大運が巡ってきますと、もともと少ない水がかんかんに照らされて完全に蒸発してしまいます。
このような人には水の気を持った干支の大運や年運をもつ運気がめぐってくると水を得た魚のように活き活きしてくるのです。

このような運気のリズムを知り、時期に応じて、行動パターンを意識的に変えていくことで、占星術を実生活に活用していくことができます。

 ラッキーな時期には、「新しいことに挑戦する」ことが幸運を呼びます。

 新しい仕事や趣味をはじめたり、引越しや旅行をしたり、ダイエットをスタートさせたりするのによい時期です。

結果はすぐにでるとは限りませんが、ラッキーな時期にまいた種は、すくすくと元気に育ち、将来、豊かな実りをもたらすことになります。

アンラッキーな時期には、守りに入ってじっと耐え忍んでいるほうが安全です。日ごろの習慣にないことを、この時期にあえて新しくはじめるのは避けたほうがいいでしょう。労力のムダづかいになりやすく、また次にめぐり来るチャンスの芽まで摘んでしまいかねません。淡々と日々の暮らしをこなしながら、過ごすとよいでしょう。

アンラッキーな時期は「守り」の体制でエネルギーを蓄え、ラッキーな時期に入ったら、思い切って「攻め」の姿勢で、積極的に新たな分野にとりくむ。星の動きを把握して、このように自分自身で、意識的にリズムをつけて行動するように心がけると、チャンスをつかみやすい体質になることができるのです。

2)天中殺 
算命学では誰にでもめぐり来る天中殺という時期があるといいます。 年では10年目ごとに2年間、月では1年に2ヶ月間回ってきます。

これは四柱推命では空亡というものがありますし、また大殺界という名前で呼ぶ人もいます。

算命はこの天中殺をたいへん重視します。天中殺というのは恐ろしい時期、悪いことがおこる時期としてしか認識していない人が多いのですが、

 算命学でいう天中殺は時間だけではなく空間的にも作用し

子丑、寅卯、辰巳、午未、申酉、戌亥天中殺の6種類によって家系の中での役割を特徴付けたり、その他いろんな奥深い判断ができることによるのです。

一般的には良くない時期としてのイメージが定着しておりており、名前に「殺」という字がつくので病気や事故やいさかいなど悪いことばかり起きる時期のような印象をもちます。

しかし、「天中殺」は使い方を誤ると良くない現象が起こりますが、じっと我慢して自己修養に努める等うまく使うと自分に取ってよい時期ともなります。

この天中殺期間は、天の助けも、人の助けもないのみならず、自力でしたことも良いことはない現象が起こります。
天中殺間に起こした事業、引越し、就職、結婚等の新しく出発したことについて、その内容が現実的、物質的である限り、いつか問題が生じて消滅してしまったり、無駄に終わってしまったりします。

この天中殺期間は、運気の枠がはずされる期間とします。そのため、自分の運気の膿(うみ)や、毒を吐き出す期間でもあります。人の心に置き換えると、箍(たが)が外れた行動をとりやすいということになります。心は不安定になりがちで、それがかえって、天中殺期間でないときよりも心の焦りから、何かと始めたくなる。その結果は無になってしまう。」
天中殺を、空気のないところでマッチを擦るようなものと表現した人もいます。

天中殺期間の多少の禍は、本人の運気の膿を吐き出す作用として、良しとしなくてはいけません。

この災いを避けるためには、すべてにおいて受動的に出、自分の気を内側に向け、出過ぎぬことが肝心であります。
精神的にあせることなく、物事を運ばない気持ちで行動すると、天中殺の禍を避けることができます。禍を徳に転化させるために、周囲の人をご馳走したりすることによって、財における禍の消化の方法とすることもあります。

枠がないということは、みずからの心を意識的に外に向かって現実の行動にせず、枠のない無限大の空間の気を受け入れなさいということなのです。 枠が外れていることを、もっとも効果的に活用する方法は、精神で消化することです。
なぜなら、精神、心には、枠がないからです。哲学や、精神修養、時に偉大な霊感、直感を獲得することもあるでしょう。
気を吸うとは、気を養うということであり、それはすなわち、心を養うことであります。

3)大運天中殺 
算命学では、人生の中には大運天中殺という特殊な時期を設定しています。これは人によっては全く巡ってこない人もいますし、また、一生全部が大運天中殺という人もいます。
この大運天中殺は算命学だけの大きな特徴で、たいへん興味深いものですが、また個人差や環境条件による判断が難しく、なかなか簡単には説明しきれないところがあります。
大運天中殺は、たいへん特殊で、年に2ヶ月の天中殺とは全く違った性格のものです。

この時期は人によって異なりますが、とても不思議なエネルギーの働きが発生します。
それは、急に出来上がった渦巻きのように、あらゆる物を引き寄せます本人の能力とは関係なく運勢も上昇します
財産や物、地位や名誉、素晴らしい評価、実績等が手に入る可能性を生み出します。
その上昇期は20年に渡り、最初の5年間にゆっくり上昇し、15年目を頂点として徐々に下降していきます。
よく注意していただきたいのは、大運天中殺での運勢上昇は、その終了時期には、元に戻ってしまうと言うことです

渦巻きが消えて無くなるように、吸い上げた全てのものを落としていきます。渦巻きが消える状態は楽しい夢から覚めた後のようなものです。現実がのしかかってきます。そのために気持ちの整理が必要となります。
大運天中殺期間に得た全てのものを失うぐらいのつもりでいて下さい。それが大運天中殺の持つ特徴なのですから・・。 

大運天中殺時に運勢を上昇させるためには、条件もあります。それは、大運天中殺期間に入る前の5年間の運勢が下がっていることです。

経済・物質的に苦労をすることで運勢を下げておくと、大運天中殺期間に大幅な上昇
が生まれるのです。 逆に大運天中殺期に入る前の5年間が、恵まれた裕福な生活を送っていたりしますと、運勢の上昇が無いどころか、下降の運勢になる場合もあるのです。

もうひとつ注意していただきたいのは、大運天中殺期間が終了する最後の5年間です。それまで伸びてきた運勢が一気に下がり、元へ戻って行くことが自然なので、その時期にさらに運勢が伸び続けていますと、生命と引き替えになる場合があります。最後の数年に、それまで得た物を誰かに譲って、静かな生活に戻ることが、極端な運勢の下降から助かる方法でもあるのです・

 

Posted by amarin