朝日新聞、テイ・タイキン氏の見解について

2004年9月14日

Category : 冬のソナタ

今日の朝日新聞の文化面でテイ・タイキン氏がこんなことを語ってらっしゃいます。
  
「冬ソナ」では食事だって町並みの風景だってむしろ意識的に韓国的なものを避けている。また日常的には日本に対する蔑視、偏見がモロに出てくるドラマも楽しんでいる。このこぎれいなヨン様の韓国ブームで本当の韓国の泥臭さが分かるものなのか?
ビートたけしが「20年前の日本の男性のキーセン観光と韓国の男性はピュアで誠実と言って韓国ツアーに出掛ける日本女性とどこか通じるものがあって薄気味悪い」と語ったことも取り上げています。
 冬ソナに出てくるレストラン風景に韓国色はないし、取り上げているテーマが純愛だけに町並みも自然もピュアなところが選ばれているとは感じました。あの心象も含めてあの風景が韓国の全てでないことは薄々皆が感じていたことですし、ある意味海外への輸出も意識して作られた特別なドラマだな、とは思いました。
今の中高年日本女性の韓国ツアーとひと昔前のキーセン観光を一緒にするのは、ちょっとひどいんじゃないでしょうか。ヨン様が作られた偶像だって構わないと思います。
日本の男性はビジネスなどで韓国を頻繁に訪れていますから、ある程度の実態を把握してると思いますが、日本女性、若い人達は違うのでしょうが、中高年女性は慣習的に隣国を理解しようとも関心を持とうともしたことがないという人が大半を占めていると思います。
これはあくまでもきっかけ、入り口でしょう。こうして中高年女性が冬ソナを通じて韓国に憧れ出掛けていく、韓国の良さを認識することも多いでしょうが、きれいなものばかりでないことも知るでしょう。でもこうして関心を持つことで韓国の本質を知ろうとし始めると思います。プラス面からもマイナス面からもその両面から理解することが本当に理解することなのではないでしょうか。
中高年日本女性は今後、その両面から迫ると思いますよ。両国の歴史に正しい認識を持とうとする人は日本でこそ増えてくると思います。

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