老子、あるがままの生き方

2004年6月17日

Category : My Diary

6月11日の日記に登場する老子の言葉から・・・
         w天網恢恢疎にして漏らさず」
 
 世間一般的には、天の法網は広く大きく、粗く見えるが実はお天道様は何もかもお見通しで、長い目で見れば悪を決して見逃さないし必ず天罰が下る、という意味で使われています。
 本来の意味は・・・・・
 老子は、例えば「美は同時に醜」「善は同時に悪」というように
の陰陽の対比の捉え方をします。
 
 私達は美しいものを求めますが、美しいものは、反対に汚いものがあるからその反対に美しいものが存在するのですよね。
善も反対に悪があるから善が存在するのです。
その両者の次元は同じということです。
 ものごとを一方だけから見て決め付けてはいけない。
自分の体験と知識だけに拘って、一方的に決めつけてはいけない
ということなのです。
 ですから、天の道は争わずして勝ち、黙っていても相手から応答し、招かなくても向こうからやってくる、それはゆったりしているが人為ではないから、その中に必ず秩序が生まれるし、逆に天の憎む行為は必ず滅びる、というものです。
    w自然の法則は万物の全てにいきわたっている」
 
 冬ソナの4人も、招かなくても向こうからやってきた、ということなのでしょう。
 ゆったりはしているが、人為ではないからその中に必ず秩序が 生まれる・・・というの、とても気に入っています。
無為自然の生き方ですね。
 あるがまま、価値観を一方に偏らせることなく生きていく・・
 芒洋としてつかみ所がないようだけれど、そんなゆったりとした
生き方をしていきたいと思ってます。
 老子の教えは大陸的で単一民族の我々には新鮮に映ります。
いいなあw」w」と思うものたくさんあるので、これからもときどき紹介していきたいと思います。

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