冬ソナにおける恨という感情・・って

2004年4月14日

Category : 冬のソナタ

ここ2・3日、初夏のような暑さで少し閉口気味です。また、去年初めて経験した岡山の独特の暑さが近づきつつあるのを感じます。 
 眼まで痛くなる紫外線の強さ、空気が澄んでいるせいか、ジリジリと焦げ付くような日差し、あの夏がまたやって来るのかと思うとちょっと・・。東京の不自然な、エアコンの室外機の熱風とアスファルトの照り返しと光化学スモッグがミックスした夏の暑さが妙に懐かしかったりします。こちらの夏の暑さは健康的なのですが馴れてないせいか、去年はこたえました。今年はサングラスに長い手袋でも買って、早くから対処しなくては・・・と思ってます。
でもこの日差しで白桃があまーくなるのですよね。我慢しなくては・・。
 昨日の夜、NHKで「ものしり一夜づけ」を見ました。まだ、冬ソナの余韻から醒めていないようで、つい、韓国ドラマの魅力、なる番組を見てしまいました。
 魅力の要素は三つ、居眠り、眼鏡、恨、という分析でした。スタッフも俳優も不眠不休で作るドラマですから、居眠りがあり、韓国では知的で体もごつい人が理想ということで、眼鏡なのだそうで、なんとなく納得しました。
 三つ目の恨、ですが韓国哲学の研究者の話では、朝鮮半島の長い歴史における周辺の国々からの侵略に対する国民の感情が影響しているそうです。自分の期待やそうあってほしいという望みがどうしても受け入れられないことへの無念さ、悲しみの感情を恨というのだそうです。冬ソナの主人公達は15分に一回の割合で涙を流しているということでした。
 冬ソナに流れる恨の感情の量が日本人にも共感できるものだったのだろう、というのです。
確かに職場の若い女性は、サンヒョクであれ、チェリンであれ、自分がこんなに好きなのに好きになってくれない、という場面でも何度も涙が止まらなかったと言ってました。
  
 私は、このドラマであまり泣けなかったのは、この恨、という感情にあまり共感できなかったかなw」w」と思います。恨は充分理解できたのですが、異国の人達の習慣や内面の根本的な違いとして、とても新鮮に映りました。登場人物の恨の感情の緊迫感はとても伝わってきましたから、次が早く観たい・・の繰り返しになっていったようです。でもこれは、日本のドラマには感じたことのない初めての体験でした。そしてなにより、俳優さん達の魅力と丁寧に心で演じようとする姿に一番共感を覚えました。
 しばらくしたら、今度は冬ソナに登場するピアノ曲の楽譜も買って、音で遊んでみたいと思ってます。

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