☆調侯用神・・・納火の場合

2008年3月25日

Category : 運命を左右する星について

春うらら本番♪・・・そろそろですね。
調侯用神は、冬生まれには丙火、夏生まれには壬水、という感じで、水火による調整というのが多いのですが、
中には例外のケースもあります。
たとえば、寒さが忍び寄る白露の季節であっても、調侯が壬水ってことがあったり・・・
盛夏の季節であっても、壬水よりも己土がより適切・・・というケースがあります。
今日はその後者のおはなしです。
(ご本人さまから許可をいただいております)
この方は日干「丙火」ですが、巳月、盛夏のお生まれです。
日柱は「丙申」
時柱も「丙申」
月柱、年柱には少しの印星と、強力な火性と、燥土の「未土」で構成されてます。
仮の従旺格です。
日支と時支に申金の財星があります。
強力な火性に背き、何とか命造の五行バランスをとろうとするよりも、かえって旺盛な火性に従ってしまうことで佳命、となります。
現在、秋の大運「戊申」→「己酉」を巡行中。
このケースは、命造の二つある申金へスムーズに、火→土→金と流れが生じることで、完成。
燥土の「未土」では、通関としての働きに弱く。。。
湿土が来るか、あるいは水性によって未土が湿土化する必要があります。
命造全体は、火性が旺じきっています。
なまじの水性では蒸発するのみ・・・むしろ湿土に旺火を納火することで調侯とします。
この湿土は、火性と金性の通関としても働き、「調侯」「通関」二重の喜神ということですね。
現大運「己酉」の己土は湿土。
また、今年は戊子で子水の働きも期待できます。
来年は「己丑」年。
専気の湿土運。
いい時期を迎えておられます。

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