☆調侯用神・・・洩星の場合

2008年2月27日

Category : 人物占星術,話題の人物

先日、ご相談が終了しました折に、Sさんからいただきましたメールの一部抜粋です。
「ところでHPに『アクアマリンのいわれ』について書かれてい
ましたよね。
私は、丙火…暖かい陽光が守護神とのことでしたが、私のブロ
グ名が、まさにその通りなんです!!びっくり。
光をいっぱい浴びたい、もっと伸びやかにという意味を込めて
、光という単語が入っているのです。
・・・・・・・
HPをいろいろ拝見していて、いろんな発見ができました。
もしかして、私は藤らけいこう(漢字で書けない;)かなとか
…。
もしよろしかったら、私の鑑定結果で使える部分があれば、話
題(ネタ)として使っていただけるとより楽しみです。」
と、ご提案下さいました。
ありがとうございます・・・お言葉に甘えさせていただきまして、
Sさんの鑑定でも、調侯用神のことが話題に上りました。
Sさんは、厳寒の季節にお生まれの「乙木」の方。
冬月ということは、それだけでも相当に水性が旺じているという状態です。
その上、他の支にも水性が重なっていれば、これはもう大急ぎで丙火の有り様をチェック!
日支に未土がありますが、丙火はありません。
未土は夏の季節の余気で、火性としての働きは弱く・・・
命造全体を暖めるにはちょっと力不足の火性というか、土性です。
幸い、次に廻る大運は「乙巳」。
待ちに待った巳火は天干の乙木をも強めながら、数年後に登場。
ここから夏の大運が30年廻ります。
それまでも木性が地支に廻ってましたから、木→火で流年によっては過ごし易かったことは言えるのですが・・・
実は、ここからがSさんの人生の本番です。
乙木、とくに夏月以外のお生まれの場合、丙火があれば「反生」と言いまして、洩らしながらも反対の生じられ、強められる、ということが起こります。
乙木→丙火で、一見、己を洩らし、乙木は弱くなるようでありながら、こと乙木に関しては、丙火、陽光によって育てられます。
これは当然と言えば、当然ですね。
日主の乙木は活き活きとして、瑞々しい花々を咲かせることでしょう。
Sさんにとって「丙火」が調侯用神。
乙木にとっては、洩星の傷官、調舒星、能力や個性の発揮、伝達、お子様、目下となります。
Sさんは、ある産業分野の指導、教育のお仕事をされています。
教育もまた、自己表現、伝達本能、調舒星を活かし易い分野です。
次の大運には、いよいよ実力を発揮されるでしょう。
そしてもうひとつ、注目すべきは・・・
それまでの大運、命造に丙火が不足がちなSさんにとって、伝達、教育分野は、大切な調侯を補う環境だったということ、です。

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