☆稼働させる?させない?

2007年7月19日

Category : 運命を左右する星について

こういうご質問をいただきました。
「稼動する」という状態。
良い命式ならそうだと思うのですが、稼動すると苦労しそうな組み合わせの場合、それでもやっぱり稼動させる方がいいのでしょうか。
それとも、禍を避けるために稼動させない方が良いのでしょうか。
それとも、稼動させつつ、バランスを補うことを心がけるのでしょうか。
たとえば、大運天中殺などは、無意識で漫然と日々を過ごしているとほぼ下降です。
目的、夢を持っている、という場合は、大天が来ると、無意識でも陽転。
また、大天の存在を知り、意識して稼働させようとするときは、単独、ゼロになる、目上との別れなど環境を作って上昇運をつかむ、などですが、これはある意味、戦術の類になると思います。
大天に関してはやはり後者2例のようになるのが望ましいのではないかと。
難儀な星は、単独で難儀ということは少なく、八字の生剋、盛衰を眺め、ここはいいとしてもこういう難儀が予想される、という形になることが殆どです。
こういう場合、こういうことが起きて来るということを「知っている」ということが大切だと思います。
たとえば、「剋曳交加」というのがありますが、これは日干を剋する剋性と日干を洩らす洩性が、いずれも存在するというとき、これでは日干は弱る一方で典型的な不運の形です。
こういう場合、知らなければ、こういうことが起きてきます。
名誉運は捨てられない、だから頑張る、とことん頑張る。
でも、自己表現も捨てられない、お商売にも色気がある、お金も欲しいから、そういう方面に手を出してしまう。
これでは身が持たず、どちらも潰れてしまい、結局、失敗ということになります。
こういう形があることを知っていれば、後天運との兼ね合いからいずれかを優先、片方への野心は捨てる、という選択ができるわけです。
全く稼働しないということはないまでも、決定的な打撃にはならない方向に持っていけますから。
たとえば、「お商売に手を出したくなりますが、挫折が待っていますよ。浮き沈みの影響を受けないお勤めをおすすめします」という具合に。
ということは、逆に考えれば、知らないで過ごしていくと剋曳交加の事象は自然に起きてくることが多いということになります。
それで味わう苦労を買ってでもしたい、ということであればそれはもうその方のカルマ、その苦労を味わうことでようやく解消できるということではないでしょうか。
でもやはり、難儀の星、形の稼働は、前もって知っておいて稼働させない、稼働しても無難に、という方向に持っていくのが処世だし、それはできることだと思います。
また、たとえば、ご伴侶の方の星に、難儀なことを起こす形や星を、解消してくれたり、不足を補ったりとという組み合わせがありますと、禍を避けていくことができます。
結婚の組み合わせは、やはり肝心ということですね。

この記事を読んだ方はこの記事も読まれています

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください